選挙に行くだけで若者の暮らしは楽になる!?

選挙 私生活

今の日本では、高齢者は優遇されており、若者は不遇だと感じませんか?特に若い人ほどそう感じるのではないでしょうか。上がらない給料、将来どうなるかわからない年金。若者にとって、今の日本は不安だらけです。一方、バブル時代にたくさん稼ぐことができて、充実した社会保障を受けている高齢者は非常に恵まれていると言えます。「お年寄りを大切にしましょう」という言葉を否定するつもりはありません。ですが、高齢者優遇・若者不遇を実感せずにはいられません。この記事では、20代~40代の現役世代向けに、「選挙に行って投票する」というただそれだけで、若者がよりよく暮らせるようになるという事実と、その理由を解説します。

この記事でわかること

  • 日本では高齢者優遇・若者不遇になっている理由
  • 政治家は高齢者優遇するしかない
  • 選挙に行って投票するけで投票者本人が得をする
  • 若者が選挙に行くことで、日本がいい方向に進んでいく

選挙に行こう

「参政権(政治に参加する権利)」は、「教育を受ける権利」・「生存権」に並ぶ、国民の三大権利の一つです。我々に与えられている権利です。

国民としての権利を行使すべく、選挙に行きましょう!…というと、「どうせ誰に投票しても同じで、何も変わらない」と思うかもしれません。

確かに、国会中に寝ていたり、私腹を肥やすことだけを考えている政治家は存在しています。多かれ少なかれ、どこの政党にもいることでしょう。そういった政治家は決して許されるものではなく、腹立たしい存在です。

僕は、「いい政党・いい政治家に投票して、日本をよくしよう!もっと政治を勉強しよう!」というような崇高なことを言うつもりもありません。

ただ、どの政党・どの候補者に投票しようが、「選挙に行って投票する」というただそれだけで、投票者に有利な世の中になるのです。この記事では、その簡単な仕組みを解説します。

国の発展には若者優遇は必須

政治家の役割は言うまでもなく、「日本をいい国にすること」です。「いい国つくろう鎌倉幕府(1192年鎌倉幕府成立)」という語呂からもわかるとおり、いい国をつくることは政治家にとって昔からの使命だったわけです。鎌倉幕府の成立年については諸説あるようですね、僕は「いい国つくろう」で習った世代です(^^;)(今は1185年と教えているようです)

いい国をつくる一つのやり方として、「国の経済を発展させること」が挙げられます。経済の発展のためにはいくつか方法がありますが、最も単純なのは「生産年齢人口」を増やすことです。「生産年齢」は、バリバリ働く世代のことで、年齢でいうと15~65歳です。生産年齢の人が増えると、国にとって多くのメリットがあります。

生産年齢の人たちがやってくれること
  • バリバリ働いてモノ・サービス・技術を生み出し、人々の生活を豊かにする
  • 労働などで得たお金で経済を回す
  • 日本の次世代を担う子どもを産む

いずれも国の発展に寄与するので、国にとってはありがたい存在です。生産年齢人口の割合を多く保つことで、国は半永久的に発展していきます。

そして、国を発展を継続させるためには、次世代の子どもを産む若者をないがしろにするわけにはいかないのです。若者への優遇は必須のはずです。

「若者を優遇→生産年齢人口増加→国の経済が発展」いう構図は、素人の僕にもわかります。単純ですが、効果的な政策だと思います。

ですが今の日本では、若者は優遇されるどころか、不遇というのが現実です。国が掲げる政策は、「社会保障の充実」といったような、高齢者優遇のものが多いような気がします。

政治がよくわからない僕ですら、若者を不遇にすることは日本のためにならないのはわかります。ですが、政治家は高齢者優遇の政策ばかり掲げます。

「政治家は無能なの?」当然こういった疑問がでてきます。でも、高等教育をうけた優秀な人のはずです(少なくとも勉強はできる)。

では、優秀であろう政治家がなぜ無能とも思える判断を下しているのか、僕なりの考えを書いていきます。

政治家にとってのお客さんは誰か?

政治家は「国民の皆さんのために~」とか言ってるイメージがあります。政治家が目を向けている相手、つまり政治家にとってのお客さんは、「国民全員」なのでしょうか。

少し違います。より正しくは、「投票しに来てくれる皆さん」です。

政治家も人間ですから、自分の生活があります。選挙に当選しないと、自分の生活費を稼ぐことはできません。「国民のための政治」の名の下に、「投票しに来てくれる皆さん」向けの政策を掲げます。そうしないと当選しませんから。

ここで、選挙の投票率を見てみましょう。2021年10月の衆議院選挙の投票率です。

総務省「国政選挙における年代別投票率」より

国民全体での投票率は56%です。有権者の半分以上が投票に行ってるんですね。

最も投票に行っている世代は60代で、投票率は71%です。60代の人は7割以上も投票に行っています。多いですね。

一方、最も投票に行っていない世代は20代で、投票率は36%です。20代の3人に1人ぐらいしか投票に行っていないのです。続いて低いのは10代の43%、その次は30代の47%です。

思ったより少ない気がします(^^;) 若者は投票に行っていないのです。

高齢者の方が全体の人数も多いので、「投票数=人数×割合」から考えると、高齢者の投票数はかなりのものでしょう。「投票の多くは高齢者の票」ということです。

政治家は選挙に当選したいのです。この事実を見て、あなたが政治家だった場合、どうすれば当選できると思いますか?

「当選したい!うーん、高齢者優遇するしかない!」

「老後の不安なくします!社会保障充実させます!だから私に投票してください!」

そうです、投票者のうち多くを占める高齢者を攻略すればいいのです。簡単なゲームです。

こうなってしまうのは必然だと思います。政治家のお客さんが高齢者ばかりなので、限りある財源を高齢者優遇に使う政策を掲げるのです。

高齢者の優遇を減らして若者へ財源を使わなければ、日本に未来はありません。これは悲しいですが現実です。逆に、若者を優遇すれば、日本は経済的に発展し、高齢者もその恩恵を受けられます。

でも政治家はそのように動いてくれません。若者向けの政策を掲げたところで、若者の投票数が少なくて当選できないからです。高齢者は、若者優遇しようとする政治家には投票しませんから(^^;)

自らの生活をよくするため、投票に行こう

もし若者が投票に行くようになれば、政治家も若者向けの政策を実施することでしょう。

「就活支援します!婚活支援します!妊活支援します!子育て支援します!」

となることでしょう。

投票してすぐ、明日からの生活がすぐ楽になるのは難しいでしょう。しかし、少しずつ政治家の認識を改めさせることはできるはずです。

選挙に行くだけで、投票者である自分が恩恵を受けられるようになる見込みが高いので、ぜひ選挙に行きましょう。

また、残念ながら1票のみでは政治家の認識は変わらないことでしょう。自分の幸せ、自分と同世代の仲間の幸せのため、この考え方をより多くの人に広げてもらえると嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)

まとめ

政治家は、まず選挙に当選することを目指します。政治家にとってのお客さん、つまり投票に来てくれる人を攻略するための政策を掲げるのです。投票者のうちの多くを占める高齢者を優遇する政策を実施しているのが現状です。

今の日本は、高齢者優遇・若者不遇です。「お年寄りを大切にしなさい」と言われても、ただでさえ若者に厳しい世の中なのに、そんな余裕はありません。

僕は、若者を優遇しろと言うつもりはありません。不遇を改善してほしいのです。

若者が投票に行くようになれば、政治家にとって若者がお客さんになり、少しずつ若者向けの政策を掲げるようになるはずです。少しでも若者の不遇が改善されれば、若者自身の幸せ、同世代の仲間の幸せにつながることでしょう。

この考え方をより多くの人に広げてくれると嬉しいです(^^)

清き1票を!

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