我慢する対象は選ぶ
あらゆることを我慢していたら、心身ともにやられてしまいます。ではどうすればいいか。我慢する対象を選ぶようにすればいいのです。
「するべき時は我慢するけど、しなくてもいい我慢はしない」と自分の中で判断して、しなくてもいい我慢は避けるようにしましょう。
我慢の判断軸
するべき我慢、しなくてもいい我慢の判断方法について解説します。
自分の行動でどうにかなるかを考える
まず、自分の行動でどうにかなるかを考えます。
例えば、自分の大切な人が亡くなった時のことを想像してください。もちろんつらいことであり、自分がどう行動しようがその事実は変えようがなく、耐えるしかありません。こういった自分の行動ではどうすることもできない場合は、「今は我慢の時だ」と割り切って、ただひたすら耐えるしかありません。時間が経てばつらさが緩和されますので、時の流れに身を任せて耐え忍ぶようにしましょう。
自分の行動で変えられる場合は、その我慢を継続する必要性を考えましょう。必要のある我慢は継続し、必要のない我慢はやめてしまえばいいのです。
「いい我慢」は続けるようにして、「悪い我慢」はやめるようにします。
いい我慢か、悪い我慢かを考える
我慢には良し悪しがあります。将来の自分にいい影響を与えるものがいい我慢、将来の自分にいい影響を与えないものが悪い我慢であると僕は考えます。
以上がいい我慢の例です。一方、悪い我慢の例は以下のとおりです。
いい我慢は将来の自分の財産(健康・知識・安心、良好な人間関係)になりますので、率先して取り組むべきでしょう。
しかし、悪い我慢は心身に悪影響を及ぼします。悪い我慢を続けると、心がすり減って、自信と生きる活力がなくなっていきます。「自分は今、悪い我慢をしているな」と気づいたら、早めに切り上げるようにしましょう。
悪い我慢をやめる
過去の自分や自分の大切な人に誇れなかったり、自分を惨めに感じてしまうような我慢は、悪い我慢と言えます。
悪い我慢は健全な行動ではありません。具体的には、嫌いな人間の言うことに仕方なく従い続けたり、「見返してやりたい」「認めてもらいたい」という承認欲求が行動原理になっている我慢が、悪い我慢であると僕は考えます。
他人への過度の献身・他人からの賞賛・他人への仕返しなどの「他人ありき」になっている我慢が健全でない理由は、それに対して自分が満足するハードルが非常に高いからです。他人は自分が思っているように感謝してくれませんし、褒めてくれませんし、悔しがりません。他人ありきで行動するとたいていの場合、他人から思いどおりのリアクションを得られず、それに絶望して自分が傷ついてしまうのです。ドラマなどで「復習はやめておきなさい!君のためにならない!」みたいなセリフがありますが、これも他人ありきで行動して見返りを得るのが難しいことを表していると思います。
悪い我慢で自分を満足させるのは非常に難しいです。それよりも、「自分ありき」で行動し、自分を満足させる方がよっぽど簡単で健全です。他人ありきの悪い我慢をやめる方法は、自己肯定感を高めることであると僕は考えます。自己肯定感の高い人は、自信があり、幸福度も高く、悪い我慢をするようなことはありません。悪い我慢をやめるには、自己肯定感を高めるのがいいでしょう。
自己肯定感を高める方法についての記事を書きましたので、よかったら読んでください(^^)
また、我慢強い人が報われにくい理由と対策についての記事を書きましたので、よかったら読んでください(^^)
まとめ
この記事では、報われる我慢と報われない我慢について解説しました。
我慢には良し悪しがあり、将来の自分にいい影響を与えるものがいい我慢、つらいだけで将来の自分にいい影響を与えないものが悪い我慢です。
いい我慢は将来の自分の財産(健康・知識・安心、良好な人間関係)になりますので、率先して取り組むといいでしょう。
悪い我慢は、他人への過度の献身・他人からの賞賛・他人への仕返しなどの「他人ありき」になっている我慢です。思いどおりのリアクションを他人から得られず、悪い我慢をすること報われるのは非常に難しいです。悪い我慢を続けると、心がすり減って、自信と生きる活力がなくなっていきます。「自分は今、悪い我慢をしているな」と気づいたら、早々に切り上げるようにしましょう。
それよりも、自己肯定感を高めて、「自分ありき」で行動する方が健全です。そうすることで、自信があり、幸福度も高く、悪い我慢をしない自分になることができます。
少しずつ日常を変えて、幸せな暮らしを目指していきましょう。
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