仕事の価値観でマウントしてくる人間への対処法

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「夢を持って仕事をしろ」「やる気がないからお前は出世できないんだ」などと言われ、周りから煽られて仕事をしている人も多いのではないでしょうか。こんなことを言われても、仕事に対するやる気が出るわけありません。むしろ、ますますやる気がなくなってしまいますよね。この記事では、仕事のに対するモチベーションでマウントをとってくる上司・同僚・知人などへの対処法を解説します。

仕事に対する考え方は人それぞれ

まず、仕事に対する考え方は人それぞれです。

「夢を叶えたい」「この世の中を良くしたい」というような意識高い系の人もいれば、「生活するためには働かないと生きていけない」「労働は国民の義務だから」という義務感で働いている人もいることでしょう。

「意識高い系の人」と「義務感で働いている人」、この2つに大別できると思います。仕事に対するモチベーションは人それぞれなのです。なお、僕はどちらかというと後者寄りの考え方です。

意識高い系からの仕事の価値観マウント

意識高い系の人どうしで互いにマウントを取り合うのであれば、まだ健全です。言われたら互いに言い返しますから。

厄介なのは、仕事に対する価値観のマウントが、意識高い系の人から義務感で働いている人に対して発生する場合です。日ごろから仕事のことばかり考えている人と、業務時間以外はできるだけ仕事のことなんて考えたくない人とが、仕事についての価値観が合うわけありません。意識高い系の人間からの一方的なマウントになるのは目に見えています。

意識高い系の人間が、義務感で働いている人に対して、仕事の価値観でマウントするのは、卑劣な行為だと思います。

いわば野球ファンが、野球に興味のない人に対して、野球に関する話題でマウントしているのと何ら変わりません。相手が興味のない話題を一方的に話しておいて、「お前、こんなこと(基本的な野球の知識)も知らないのか」と嘲笑しているようなものです。その光景はとても滑稽で、そんなことでマウントをとる人間はとてもカッコ悪いと思います。(もちろん、野球ファンの方にそういった人間はほとんどいないとは思いますが)

価値観でマウントを取るのがいちばんダサい

意識高い系の人を悪く言うつもりはありません。高い目標を持って仕事に臨む姿勢は素晴らしいと思います。

何がいちばんダサいのかというと、「価値観でマウントを取る」という行為です。いくら仕事に対して高い目標を持っていようが、その価値観を他人に押しつけてマウントを取る行為は、非常にカッコ悪いです。

「仕事デキる俺カッケー(俺、カッコいい)」という考えは、自分の中に留めておくべきです。他人に自分の価値観を強要したり、価値観でマウントをとるという行為がいちばんダサいです。

仕事の価値観でマウントしてくる人間への対処法

仕事の価値観でマウントしてくる人間への対処法を書きます。

仕事の価値観でマウントしてくる人間への対処法
  • 働いているだけで立派であると自覚する
  • 価値観マウントによる叱責に対してダメージを受ける必要はない
  • 自分が助けたいと思っている人のために仕事の時間を割く

1つずつ解説していきます。

働いているだけで立派であると自覚する

まず、義務感で働いている側の人は、意外と多いという事実を知りましょう。

「高い意識を持って仕事をしている方が立派!(そして仕事デキる俺カッケー)」という考えの人間は、主張が強く声が大きいので、意識高い系の人の方が多数派と思うかもしれません。ですが、実際は逆です。義務感で働いている人の方が多数派だと思います。少なくとも、僕の周囲には義務感で働いている人の方が圧倒的に多いです。

僕は社会人1年目の頃、初めての上司が「意識高い系価値観押しつけマン」でした。「お前の夢はなんだ?仕事で何を実現したいのか言ってみろ」「夢を持って仕事をしろ」と常日頃から言われ続けました。そして、「あ、夢もなく義務感で働いている自分はダメなんだ」と自分を追い込むようになりました。

しかし、その後の社会人生活の中で、義務感で働いている人の多さ(むしろ意識高い系の方が少ないこと)を知ってびっくりしました。

意識高い系の人間に仕事の価値観でマウントをとられて、追い詰められている人がいれば覚えておいてください。義務感で働いている人の方が圧倒的に多いという事実を。

そして、労働は国民の3大義務の一つであり、自分のため・家族のために働いているというそれだけで、じゅうぶんに立派で尊い存在なのです。ムリに高い意識を持って働く必要はありません。

価値観マウントによる叱責に対してダメージを受ける必要はない

意識高い系の人間からの仕事の価値観マウントは、精神的に大きなダメージを与えてきます。そうして追い詰められた人に覚えておいて欲しいのは、最もダサいのは価値観でマウントを取る行為だということです。

意識高い系の人間から、仕事に関するダメ出しをされて落ち込むこともあるでしょう。そのダメ出しが建設的な意見であり正当性のあるものだったら、まだいいです。ダメ出しされて凹んで、時間が経ってから、「あれ、あのダメ出しってただの価値観マウントじゃないか?」とふと気づくことがあるかもしれません。冷静になって考えた時に不快に感じるダメ出しは、価値観マウントである場合が多いです。

価値観マウントによる叱責は、ただこちらが不快になるだけで、有益なものを何も生み出しませんので、そんなものにダメージを受ける必要はありません。責められた発言内容は聞き流すようにして、 自分の心をガードするようにしましょう。「その人間は価値観マウントをしてくるダサいヤツ」ということだけを覚えておけばいいです。

そして、今後その人間と極力関わらないようにする工夫を考えるようにするとよいでしょう。自分のダサさを棚に上げて、何もわかっていない人間とは極力関わらないようにするのがいちばんです。

以前に、マウントをとってくる人間への対処法を書きましたので、よかったら読んでください(^^)

自分が助けたいと思っている人のために仕事の時間を割く

自分が助けたいと思っている人のために仕事の時間を割く努力をすることをおすすめします。例えば、自分が憧れている上司、いろいろと気を使ってくれる同僚、下働きを率先してやってくれる後輩、こちらのムリに対応してくれる取引先の人など、「この人のために役に立ちたい、助けたい」と思える人が少なからずいると思います。

仕事の時間を、そういった人を助けるために使うように努めることをおすすめします。自分が助けたいと思っている人の役に立って、その人から感謝されることで、「仕事も悪くないな」と思う瞬間が出てくると思います。そして、自分の意志で実行し、人の役に立って成功体験を得るというのは、自分の自信にもつながっていきます

しかし一方、仕事というものは、声の大きい人間の言うことに影響される場合が多いです。パワハラ上司・モンスター取引先・厄介な同僚のような、クレーマー気質の人間の要求に応えるために、多くの労働時間を奪われるというのが実情です。そのような経験を重ねることで、仕事への義務感がますます強くなり、どんどん仕事が嫌いになっていきます。

つまり、厄介な人間の要求に対応するための時間を減らして、自分が助けたいと思っている人のために仕事の時間を使うように心がけることで、少しは仕事のモチベーションを上げることができるのではないかと思います。

まとめ

仕事に対する価値観は人それぞれであり、「意識高い系の人」と「義務感で働いている人」の2つに大別できます。

厄介なのは、仕事に対する価値観のマウントが、意識高い系の人から義務感で働いている人に対して発生する場合です。「価値観でマウントを取る」というのは非常にカッコ悪く、不快な行為です。

この記事では、仕事に対する価値観でマウントしてくる人間に対する対処法を解説しました。

まず、義務感で働いている人の方が多数派であるという事実を覚えておきましょう。そして、労働は国民の3大義務の一つであり、自分のため・家族のために働いているというそれだけで、じゅうぶんに立派で尊い存在なのです。高い意識を持って働く必要はありません。

次に、価値観マウントによる叱責にダメージ受ける必要はありません。もし価値観マウントで責められた場合は、聞き流すようにして、 自分の心をガードするようにしましょう。「その人間は価値観マウントをしてくるダサいヤツ」ということだけを覚えておけばいいです。

最後に、自分が助けたいと思っている人のために仕事の時間を割く努力をすることをおすすめします。自分が助けたいと思っている人の役に立って、その人から感謝されることで、「仕事も悪くないな」と思う瞬間が出てくると思います。そして、自分の意志で実行し、人の役に立って成功体験を得るというのは、自分の自信にもつながっていきます。

以上を意識して行動していけば、価値観マウントをとってくる人間と接しても、乗り切れるようになっていくと思います。

少しずつでも変えていきましょう!ではまた!

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