めんどくさがりが行動を起こすための心構え

めんどくさい 仕事

「やらなければいけないのに、つい後回しにしてしまう」そんなことはありませんか?頭ではわかっているのに、めんどくさくて行動を起こせない時って多々ありますよね。想定されるストレスや、睡眠・娯楽などの誘惑を振り切って行動を起こすには、強靱な精神力が必要なのです。この記事では、めんどくさがり屋さんが、重い腰を上げて行動を起こすための心構えを解説します。

めんどくさがりになる理由

人がめんどくさがりになる理由は、「普段の生活態度がだらしないから」とか「心が弱いから」とか言われがちですが、そういうわけではないと思います。めんどくさがりになってしまう原因はもっと根深いと考えます。

行動を起こすのがめんどくさいと思う理由は、自分自身がその行動に対して「割に合わない」と判断しているからです。苦労が必要な割に、それに見合った効果が得られないと考えているわけです。

めんどくさがりの原因はもちろん人によって様々だと思います。それを踏まえた上で、「頑張っても報われなかった」「善意でやったことに対して理不尽な仕打ちを受けた」「恩を仇で返された」といった経験がトラウマになっているのが大きな一因であると、僕は思います。

めんどくさがりになるトラウマ
  • 勉強を頑張ってテストでいい点を取ったのに、親はそれに満足せずむしろ怒った
  • 同僚の仕事を手伝った時に、少しミスをしてしまい文句を言われた
  • 友人の頼みごとを聞いてあげたのに、お礼を言われなかった

このような経験をすれば、「やってもムダ」「どうせ報われない」と考えて、めんどくさがりになっていくのは仕方ないと思います。

一度このパターンに入ってしまうと、めんどくさがりになる→後手後手で行動→対応が遅れることで怒られる・後悔する→さらにめんどくさがりになる→…という負のスパイラルから抜け出すのが非常に難しくなってしまうのです。

めんどくさがりが行動を起こすための心構え

めんどくさがりの負のスパイラルは、「行動しても割に合わない」という考えが根底にあるからです。ここから抜け出すには、成功体験を得て「行動するのも悪くないな」と実感する必要があります。「行動するのは割に合うこと」というのを体に覚えさせる必要があるのです。

成功体験を得るには、残念ながら「まず行動する」しかありません。「行動できないのを直すために行動を起こす」という荒治療が必要となります(^^;)

「それはうすうすわかっているけど、めんどくさくて行動できないんだけど…」という方も多いことでしょう。行動を起こす一歩を踏み出すのは、かなりの気力が必要です。僕も相当なめんどくさがりなので(笑)、その気持ちはよくわかります。

ですからこの記事では、一歩踏み出すためのヒントとなる行動を起こすための心構えを解説します。

めんどくさがりが行動を起こすためのマインド
  • 自分のために今がんばる
  • やらなければ発生する「もっとめんどくさいこと」を想像する
  • やった後の自分へのご褒美を考える
  • 未来の自分に期待しない
  • 「やればできた」を実感する

一つずつ解説していきます。

自分のために今がんばる

めんどくさがりが行動を起こすためのヒントは、「自分のために」今がんばるということです。

他人から言われたことをやるのって、正直めんどくさいですよね。親からの「早く宿題をやりなさい」という圧力とか、上司からの「この課題を今日中にやっといてくれ」という無茶ぶり、…こういうことを言われてもやる気が起きないのは、人類共通だと思います。

心の余裕がなければ、他人のために頑張るのは非常に難しいものです。余裕がない状態では、人は自分が「割に合う」と判断した行動しかできません。そういう意味で、「自分のためにがんばる」という考えを取り入れるとよいでしょう。

またこの心構えは、他人のために頑張っても報われなかったというトラウマを持っている人にも効果的です。他人のためではなく、あくまで「自分のために」がんばるという考え方です。

めんどくさがりが行動を起こすためには、まずは「自分のために今がんばる」という心構えを持ちましょう。とはいえ、そう言わたところで、すぐに「よっしゃ、やってやるぜ!」とはならないと思います。

以下、具体的な方法を解説します。

やらなければ発生する「もっとめんどくさいこと」を想像する

まずは、行動を起こさなければ発生する「もっとめんどくさいこと」を想像してみましょう。

やらなければ発生する「もっとめんどくさいこと」
  • 親「宿題やりなさい」→やらなければ愚痴を言われ続ける、怒られる
  • 上司「この課題を今日中にやっといてくれ」→やらなければ信頼が下がる、出世できない

やらなければ、怒られたり信頼が下がったり、といったもっとめんどくさいことが発生します。これは、自分にとっての不利益と言えるでしょう。

今めんどくさいことをやるのか、将来もっとめんどくさいことになるのか、天秤にかけてみましょう。未来の自分を楽にするため、重い腰を上げて行動する気が出てくるはずです。

「肉を切らせて骨を断つ」のイメージです(意味がちょっと違うかも知れませんが(^^;))。

やった後の自分へのご褒美を考える

また、めんどくさいことをやった後の自分へのご褒美を考えることも有効です。

やったあとの自分へのご褒美の例
  • 好きなものを食べる→好きなデザートを食べる、夕食は大盛りにする
  • 好きなことをする→漫画を読む、ゲームをする、サウナに行く、友人と飲みに行く

めんどくさいことをやらずに時間が過ぎてしまうのを待つか、それとも早々に片づけて有意義な時間を過ごすか、答えは明白です。

めんどくさいことはとっとと片づけてしまいましょう!

未来の自分に期待しない

「『後でやる』は一生やらない」という言葉があります。後回しにしたところで、結局やらないのです。

僕はよく、「明日の自分はきっとやってくれるはず。頼んだぞ明日の俺!」とその日に片づかなかった仕事を翌日に回すのですが、結局翌日になってもやる気が出ず、さらに後回しにしてしまうことがあります。そう、未来の自分は意外とやってくれないのです(笑)

未来の自分には期待できないから、今がんばる」というマインドを持つようにしましょう。

「やればできた」を実感する

以上の心構えを持てば、行動を起こしてめんどくさいことを片づけることができるようになると思います。その際、「やればできた」を実感することも重要です。

「重い腰を上げて、自分の意志で行動して、めんどくさいことを片づけた」という事実をしっかり噛みしめるようにしましょう。その経験が糧となり、今後の行動を起こす勇気を与えてくれることでしょう。

まとめ

この記事では、めんどくさがり屋さんが重い腰を上げて行動を起こすための心構えを解説しました。

行動を起こすのがめんどくさいと思う理由は、自分自身がその行動に対して「割に合わない」と判断しているからです。「頑張っても報われなかった」といった経験が、トラウマになっている可能性があります。

めんどくさがりの負のスパイラルから抜け出すには、実際に行動して成功体験を得るという荒治療が必要です。

まず、他人のためではなく、「自分のために今がんばる」という心構えを持つことが行動を起こす第一歩です。

次に、行動を起こさなければ発生する「もっとめんどくさいこと」を想像してみましょう。今めんどくさいことをやるのか、将来もっとめんどくさいことになるのか、天秤にかけてみましょう。少しは行動する気が起きるはずです。

また、めんどくさいことをやった後の自分へのご褒美を考えることも有効です。めんどくさいことをやらずに時間が過ぎてしまうのを待つか、それとも早々に片づけて有意義な時間を過ごすか、答えは明白です。

未来の自分に期待するのもやめましょう。意外とやってくれません。「未来の自分には期待できないから、今がんばる」というマインドを持つことが大切です。

最後に、「やればできた」を実感することも重要です。その成功体験が糧となり、今後の行動を起こす勇気を与えてくれることでしょう。

行動を起こすには、想像を絶する気力が必要なのはよくわかります。ですが、勇気を振り絞って最初の一歩を踏み出してみましょう。未来が少し、明るくなるはずです。

人生を少しずつ、変えていきましょう!ではまた!

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