一緒にいるだけで大きなストレス
自分が苦手と感じる人間と一緒にいるだけで大きなストレスとなります。パワハラ上司やいじめっ子気質の人間と一緒にいて、心地いいわけがありません。
「理不尽な要求をされるかもしれない」とか「ひどいことを言われるのではないか」と常に感じてしまい、心が落ち着きません。
パワハラやモラハラをする人間(この記事では「ハラスメント人間」と表現します)と同じ空間にいるだけで、尋常ではないストレスが身体にかかっています。その苦しみはすぐには表面化しませんが、時間とともにダメージが蓄積され、あるタイミングで心が壊れてしまいます。そうならないためにも、しっかり対策しましょう。
苦手な相手への心構え(対パワハラ・モラハラ)
ハラスメント人間と関わらなくてもいいのであれば、それは素敵な世界です。しかし現実世界では、そうはいきません。仕事や交友関係など、生きていればどこかしらでハラスメント人間に遭遇します。
彼らと遭遇した時にノーガードだった場合、非常に大きな精神的な負担がかかります。ですが、前もって心の準備をすることで、その負担をある程度は緩和することができます。以下、ハラスメント人間に対する心構えについて解説します。
一つずつ解説していきます。
自分の「嫌い」という感情を認める
まず、自分がハラスメント人間に対して「嫌い」という感情を持っていることを自覚するようにしましょう。つい「苦手」というようなマイルドな表現を使ってしまいがちですが、本心ではその人間のことを嫌っているはずです。しっかり自分の声に耳を傾けましょう。
学校の道徳教育で「人のことを嫌いになってはいけません」と習ったと思います。その教育が足かせになって、自分の感情を押し殺しているのでしょう。当然のことですが、自分に被害を与えてくる人間を嫌いになってもいいのです。
しかし、「嫌いという事がばれたら相手からもっとひどいことをされるかもしれない」と思うかもしれません。ですが、「あなたのことが嫌いですよ」という雰囲気を出しましょうと言っているわけではありません。まずは、相手のことを自分が嫌っていると自覚するだけで十分です。
それに、ハラスメント人間は、「自分は他人から好かれている」とすら思っているような人種です。人から嫌われていることに鈍感だからこそ、あのような振る舞いができるのです。あからさまな態度を出さない限り、こちらの嫌いという感情がばれることはありません。
人間関係の悪化を防ぐためとはいえ、嫌いな人間を好きになるよう自分に言い聞かせるのは、地獄と言えるでしょう。時間が経つにつれ自分を精神的に追い込んでいきます。そうならないためにも、まずは自分が本心ではハラスメント人間のことを嫌っているという事を自覚しましょう。
張り合いを避ける
ハラスメント人間に対し、張り合うのはやめておきましょう。
言い返してやりたいとか、痛い目に合わせてやりたいと思うのは当たり前です。しかし、ハラスメント人間は、他人への配慮というものが欠如した人間です。理性がなく、他人に残虐な行為をしても心を痛めることのない人間、いわば嫌がらせのプロです。そういった人間を言い負かすには、さらに一枚上手の嫌なヤツになる必要があり、人として、自らの価値を下げなければいけないのです。パワハラやモラハラに苦しんでいる優しい人が、苦しめている側の人間と同類に成り下がってしまうのはもったいないです。張り合いを避けるのが賢明な判断と言えるでしょう。
決して気を許さない
ハラスメント人間に対して、決して気を許さない、という覚悟を持つようにしましょう。
彼らは機嫌がいい時など、まれに優しさを見せる時があります。その時に、「あれ?いい人かも?」と思ってしまうかもしれません。ですが、本質はろくでもない人間というのを決して忘れないようにしましょう。
ハラスメント人間が他人に優しく接したときの効果は抜群です。ギャップというのは、人の心を揺さぶります。ドラマなどの演出で、不良キャラが捨て犬を拾って、視聴者の好感度を上げるという手法がありますが、まさにこれです。
現実にDV男が意外とモテたりします。緊張と緩和、雨とムチで、他人の心を掌握します。自覚があろうがなかろうが、こういった手口を利用する人間が、いい人のわけがありません。たった1回の優しさで、恐怖で他人を萎縮させている普段の行為を帳消しにできるはずありません。
その人間が原因でよく眠れなくなったり、ノイローゼの一歩前まで追い込まれたのであれば、その事実を絶対に忘れてはいけません。「あれ?実はいい人かも?」と思ってしまいそうになったら、受けた被害を思い出すようにしましょう。
一時の感情ではなく、起こった事実を客観的に解釈して、人間性を判断するのが重要です。
お互いのために距離をとる
ハラスメント人間に対し、物理的・心理的に距離をとるのは有効な手段です。
ストレスを最小限に抑えるために、ハラスメント人間と接する時間を最小限にすることから始めましょう。こうすることで、物理的に距離をとることができます。
接する時間を最小限にした上で、どうしてもコミュニケーションをとらなければいけない場面では、「今は苦しいが、5年先には無関係の人間になっている」と割り切って、ハラスメント人間の存在を心の中で切り捨てるようにしましょう。こうすることで、心理的距離を取ることができます。
ハラスメント人間をさらに嫌いになってしまうと、大きなトラブルに発展する可能性があります。物理的・心理的距離をとることは、彼らをこれ以上嫌いにならないための有効な手段でもあります。
筋肉は裏切らない
筋トレや運動をするのもおすすめです。筋トレや運動をすると、スッキリしてストレス解消になります。そして何より、筋肉がつくと自信がつきます。
スポーツマンは、イメージ的にどちらかというと強気な人が多くないですか?あくまでそういった傾向があるという話ですが、日常的に運動している人は自信がみなぎっており、強気だと思います。
筋トレ・運動をすると、自身を荒々しい好戦的な性格にするホルモンが出ます。「好戦的になるなんて恐ろしい」と思うかもしれませんが、多少強気であることは、ハラスメント人間に対して必要な心構えです。筋肉を増強することで、「やり過ぎたらやり返すぞ」という無言の圧力がでるようになります。このただならぬ圧力が、ハラスメント人間に対する抑止力になります。
筋肉は裏切りません。週に数回の運動を習慣化するといいでしょう。
まとめ
この記事では、パワハラ・モラハラをしてくる「ハラスメント人間」に対する心構えについて解説しました。ハラスメント人間と接する際、前もって準備をしておくことで、心の負担を軽減することができます。
まず、自分がハラスメント人間に対して「嫌い」という感情を持っていることを自覚するようにしましょう。当たり前のことですが、自分に被害を与えてくる人間を嫌いになってもいいのです。
また、彼らと張り合うのは避けましょう。ハラスメント人間を言い負かすには、さらに一枚上手の嫌なヤツになる必要があります。人として、自らの価値を下げるのはもったいないです。
そして、決して気を許してはいけません。ハラスメント人間がまれに見せるたった1回の優しさで、普段の行為を帳消しにできるはずありません。「あれ?実はいい人かも?」と思ってしまいそうになったら、受けた被害を思い出すようにしましょう。
物理的・心理的に距離をとるのは有効な手段です。接する時間を最小限にして、「あと数年後には自分と無関係の人間になっている」と割り切って、距離を取りましょう。
筋トレや運動をするのもおすすめです。「やり過ぎたらやり返すぞ」という無言の圧力は、ハラスメント人間に対する大きな抑止力になります。
ハラスメント人間との遭遇は、不運としか言いようがありません。彼らから自分の心・自分の時間をいかに守っていくかは非常に重要です。自分の手で、守り抜きましょう!
ではまた!
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