いい人になるには、付き合う人を選ぶのが一番の近道

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「いい人になりたい!」「自分の性格を良くしたい!」と誰しもが願っていることでしょう。自ら進んで悪いヤツになりたいと思う人なんていないと思います。では、どうすればいい人になれるのでしょうか?僕は、周囲の人間との距離の取り方を工夫するのが一番の近道だと考えています。この記事では、その仮説と根拠について解説します。いい人になりたいと願う、あなたの参考になればと思います。

いい人の条件

「いい人」とひとくくりに言っても、さまざまな種類があると思います。

僕が思ういい人の例
  • 自分を顧みず、人助けができる人
  • 嫌な顔をせずに頼み事を聞いてくれる人
  • いざというときに頼りになる人
  • 他人への気配りがうまい人

僕が思う「いい人」は、献身的な人・サービス精神が旺盛な人です。「いい人」の条件は、人によってさまざまだと思いますので、「なりたい自分」「理想の自分」といった解釈をしていただいて結構です。

人は想像以上に周囲の影響を受ける

人は、良くも悪くも周囲からの影響を受けます。僕は、周囲の影響力は、その性格を変えてしまうほど大きいと考えています。いい人と接すれば自分もいい人になれますし、嫌なヤツと接すれば自分も嫌なヤツになってしまうと思っています。

僕の実体験

僕は、周囲の影響で自分の性格が変わったと感じています。

僕は以前、職場で良好な人間関係を築いていました。相談しやすい上司や協力的な同僚に囲まれ、とても働きやすかったです。人間関係に恵まれており、当時いちばん若手だった僕は、下働きを積極的にやっていました。外部からの電話応対や、年配の同僚にスマホの使い方を教えたり等、進んでやっていました。当時の僕はいわゆるいい人だったと思います。周りから良くしてもらっているし、その分は恩返ししないといけないなと思って行動していました。

一方、今は別の職場に移ったのですが、人間関係は最悪です。パワハラ上司、協力的ではない同僚、クレーマー気質の顧客と日々接しており、劣悪な人間関係の中で働いています。パワハラ上司からの理不尽な叱責を受けたり、同僚が雑務を一切やらないのでほとんどの雑用が僕に回ってきたり、すぐキレて文句ばかり言うような顧客の相手をしています。そんな職場ではありますが、ずっと「いい人であろう」と心がけてきましたが、それが難しくなってきたと感じています。誠意ある対応をしても、相手から理不尽な仕打ちを受け続けていると、馬鹿らしくなってきます。そして、嫌なヤツを相手にするためには、いい人のままでは生きるのはしんどくなっていることに気づきました。嫌なヤツに囲まれて、自分の精神に余裕がなくなってくると、相手が誰であっても対応が雑になっていきます。最近では、上司に反論したり、同僚や顧客への態度が悪くなっているという自覚があります。そう、僕自身も周囲と同様の嫌なヤツになり始めている事を実感しています。嫌なヤツ相手に嫌なヤツとして接するのは問題ないと思います。そうされても仕方のない事を相手もやっているので。

でも問題は、嫌なヤツに追い詰められて精神が病んでくると、関係のない人にも自分が嫌なヤツとして振る舞ってしまうことです。善良なお客様や友人と接する時にも、自分の中の嫌なヤツが出てきてしまうことがたまにあります。嫌なヤツとして接してしまった後に反省するのですが、これは良くありませんよね。嫌なヤツとばかり接していると、自分自身も嫌なヤツに変わってしまうんだと思います。

客観的な目線

一般的に言われている言葉の中には、「人は周囲の人間の影響を受けやすい」ということを示すものがあります。それは、「社風」や「国民性」といった言葉です。体育会系の社風の企業があったり、日本人は比較的穏やかな国民性だと言われていたりします。全員がまったく同じというわけではありませんが、その環境に所属する人には、同じような傾向がみられるということです。お互いが影響を及ぼし合って、同じような性格になっていくのだと思います。

また、ヤンキー(不良)が多いと言われている地域があります。僕の地元もヤンキーが多く、いかにもヤンチャそうな見た目の人が多いです。じゃあそのヤンキーたちは、全員が生まれた瞬間からのヤンキー気質なのかというと、僕はそうではないと思います。親だったり、友人だったりの影響を受けて、ヤンキーになっていくのだと思います。

いい人でいるためには付き合う人は選ぶ

人が周囲の人間から受ける影響は、想像以上に大きいです。そして、それは自分自身の性格にも影響を及ぼします。嫌なヤツばかりの環境で過ごせば自分も嫌なヤツになっていきますし、いい人ばかりの環境で過ごせば自分もいい人になっていくと思います。

自分がいい人になるために最も効果的なのは、嫌なヤツとの縁を切って、いい人だけの環境に身を置くことです。ブラックな労働環境を離職したり、友人関係をリセットしたり、引っ越したりすることです。と言っても、現実を考えるとそれは不可能でしょう。生きるためには今の生活を維持する必要があるでしょうし、何よりいい人だけの環境など存在しないからです。

解決策は接する時間を調整すること

嫌なヤツとの接点をゼロにして、いい人だけと付き合うというのは不可能です。嫌なヤツとも共存して生きていかなければいけません。そんな中での現実的な解決策は、「接する時間を調整すること」です。

僕は、いい人と接すると自分もいい人になり、嫌なヤツと接すると自分も嫌なヤツになると思っています。そして、接する時間のトータルの比率が大きく関係していると思っています。例えば、いい人と1時間一緒に過ごして、嫌なヤツと5分間一緒に過ごすというのを繰り返すと、自分はいい人になっていくと思います。いい人の影響を大きく受けるということです。逆に、嫌なヤツと1時間接して、いい人と5分間接するというのを繰り返すと、自分は嫌なヤツになっていくと思います。この場合は嫌なヤツの影響を大きく受けるということです。

つまり、自分が尊敬できる人や大切な友人と一緒に過ごす時間を長くすれば、自分はいい人になっていきます。逆に、パワハラ上司やモンスタークレーマーと接する時間が長くなれば、自分は嫌なヤツになっていくということです。嫌なヤツと接する時間を最小限に、いい人と一緒に過ごす時間を最大限にするよう心がけましょう。

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接する相手への優先順位についての記事も書きましたので、よかったら読んでください(^^)

まとめ

人は、良くも悪くも周囲からの影響を受けます。その影響力は、人の性格を変えてしまうほど大きいです。嫌なヤツばかりの環境で過ごせば自分も嫌なヤツになっていきますし、いい人ばかりの環境で過ごせば自分もいい人になっていくと思います。接する時間のトータルの割合が重要です。自分が尊敬できる人や大切な友人と一緒に過ごす時間を長くすれば、自分はいい人になっていきます。逆に、パワハラ上司やモンスタークレーマーと接する時間が長くなれば、自分は嫌なヤツになっていくということです。嫌なヤツと接する時間を最小限に、いい人と一緒に過ごす時間を最大限にするよう心がけましょう。

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