パワハラの定義
パワーハラスメント(パワハラ)の定義は以下のとおりです。
パワーハラスメント(和製英語: power harassment)とは、職場内虐待の一つ。職場内の優位性を利用した、主に社会的な地位の強い者(政治家、会社社長、上司、役員、大学教授など)による、「自らの権力や立場を利用した嫌がらせ」のことである。
パワーハラスメント – Wikipedia
主に、職場内で権力を持った人間による部下などへの嫌がらせのことですね。
パワハラ上司の言動
僕自身が実際に経験した、パワハラ上司の言動を紹介します。
パワハラ野郎が上司だったのは2年間でしたが、毎日が苦痛でした。あれから10年近く経ちますが、「彼が上司でよかった」と思ったことは一度たりともありません。
パワハラ上司の心理状態
パワハラ上司がどのような心理状態なのか、僕なりに考えました。主に2タイプ存在していると思われます。
いずれのタイプも、他人への配慮を欠いたどうしようもない人間です。
マウントステータス野郎
社会的地位(ステータス)の高いイケてる自分が大好きなタイプで、他者にマウントをとることで自らの存在意義を感じる人間です。
マウント発言をすることで、動物的本能で自分は優れていることをアピールし、自分の地位が脅かされる恐怖を抑えているのです。また、単純に承認欲求を満たしたいだけの場合もあります。このような動物的な感情で他人と接しています。
マウントステータス野郎への対処法について、過去に記事を書きましたのでよかったら読んでください(^^)
甘えん坊ヒモ男
他人へのひどい言動や要求を平気で行えるのがこのタイプです。他人は自分のために尽くして当たり前という考えを持ち、他人の苦労のことなんて考えません。言うなれば、生まれたての赤ちゃんや、ヒモ男のような存在です。
成熟した大人であれば、他人を傷つけるのを避けたり、他人の苦労を理解して頼みごとをするのをためらったりしますが、このタイプにはそういった他者への配慮はありません。一種のサイコパスのようなものだと思います。
生まれてからずっと、家族や周りの人から甘やかされて育ってきたのでしょう。到底理解はできませんが、パワハラ上司はこのような心理状態だと思われます。
パワハラ上司に負けないための対処法
パワハラ上司に負けないように、対処法について解説します。
一つずつ解説します。
パワハラ上司は嫌悪すべき対象と自覚する
まず、パワハラ上司を心の底から嫌いであることを自覚しましょう。
僕は以前、パワハラ上司に対し、「会社の中でそれなりの地位にいるから、きっと人として見習うべき部分があるはず」とか「出世しているということは、仕事ができるはず。その部分だけでも見習おう」というようなことを自分に言い聞かせていました。
しかしこの考えは、コスパが悪いことに気づきました。いくらクズ人間とはいえ、ほんの少しはいい部分があるのは確かです。しかし、いい部分に比べてクズ要素があまりにも多いため、いい部分を「1」吸収するために、「100」の犠牲を払う必要があります。自分を犠牲にしてまで、パワハラ上司のいい部分を見つけてあげる必要はありません。
また、小学校の道徳教育で「人のことを嫌いになってはいけません」というようなことを教わってきたため、パワハラ上司を嫌いになってはいけないと我慢している人がいるかもしれません。ですが、そんな配慮は一切必要ありません。自分に危害を加えてくる人間を嫌いになるのは当然のことです。むしろ、「加害者を嫌いにならない方がおかしい」と認識するといいでしょう。
パワハラ上司に容赦はいりません。まずは嫌悪すべき対象と自覚することから始めましょう。
怒られている最中はパワハラ上司を哀れむ
「パワハラ上司に対して容赦はいらない」と言いましたが、やり返すのは得策ではありません。もっと卑劣な仕返しをされる可能性が高いからです。倍返しが成り立つのは半沢直樹というドラマの世界だけで、現実はなかなかそうはいきません(^^;)
とはいえ、パワハラ上司から怒られている最中は、腹が立ったり恐怖を感じたりすることでしょう。自分の感情をコントロールするため、怒られている最中は「哀れみ」の感情を持つといいでしょう。
「部下に対して無意味に喚き散らすこの人間は、幼少期に愛情不足があったのかもしれない。親に褒めてほしいのに褒めてもらえなかった、欲しかったラジコンや人形を買ってもらえなかったのかもしれない。そういった経験があって人として成熟できず、大人になってから他人に矛先を向けているかわいそうな人間だ」などと考えましょう。
怒られている最中はパワハラ上司に哀れみの感情を持つことで、こちらの怒りや恐怖心を緩和することができるので、その場を耐え忍ぶことができるようになります。
子どものような人間相手に感情的になる必要はありません。
日記でやりすぎなぐらい裁く
怒られている最中の対処法について書きましたが、パワハラ行為を受けると、ダメージを受けますし、腹が立つというのは事実です。言い返すのは得策ではありませんし、暴力もいけません。
僕のおすすめは、「日記の中で裁く」ことです。ノートを1冊買ってきて、パワハラ上司に対する悪口を書くのです。どのようなことを言われて、どう感じたのか、その上司にどうなってほしいのか、などです。
ひどい言葉を使っても構いません。パワハラ上司がひどい目にあうことを願った内容でも構いません。きちんとした文章にならなくとも構いません。
注意点ですが、その日記は決して人には見せないようにしましょう。手加減なしで上司を日記の中で裁くためです。「後々、人に見せよう」とか「人に見られるかもしれない」と考えると、あまりひどい内容にはできませんし、文章の体裁を整えようとして思ったままのことを書けなくなります。感情を発散させる場として、パワハラ上司を徹底的に裁くためには、人に見せないのが一番です。
ものすごくスッキリしますよ(^^)
スマホのレコーダー機能を活用
パワハラ上司の発言は、録音するといいでしょう。以前は専用のレコーダーが必要でしたが、最近ではスマートフォンにアプリとして入っています。指先一つでパワハラの証拠がとれる、便利な世の中になりましたね。
人によりますが、特に酒の席ではパワハラはひどくなる傾向にあると思います。酒を飲むと本性が出てくるからです。パワハラ上司がいる飲み会では、常にレコーダーをオンにしておくといいでしょう。
パワハラの証拠は武器になります。スマホのレコーダー機能を活用してパワハラの証拠を集め、会社の人事相談窓口や外部機関に相談するのを視野に入れるのもいいでしょう。
パワハラ上司はろくな最期を迎えないと考える
パワハラ上司のような人間は、他者を傷つけて陥れ、他者から奪い、似たような感性の人間と戯れます。そんな人間は、ろくな最期を迎えることはありません。
僕は、自分の大切な家族や仲間に看取られて最期を迎えるのが最高の人生だと考えます。人生の「終わりよければ全てよし」です。愛情・知恵・モノなど、いろんなことを他人に与えるように生きた人のみがこういった幸せな最期を迎えることができると思うのです。
一方、パワハラ上司のような人間は、他人を傷つけても平気な人間です。他人に与えるのとは真逆で、自分の欲望のために他人から奪うような人間です。残念ながら、そんな人間が幸せな最期を迎えるのは難しいでしょう。
パワハラ関連記事
パワハラに対してどう向き合うか、他にも記事を書いています。よかったら読んでください。
まとめ
自分の上司がパワハラ上司だった場合、そんな人間に負けないように、対処法を解説しました。
パワハラ上司は、「マウントステータス野郎」や「甘えん坊ヒモ男」のような心理状態です。まず、大した人間ではないということを理解しましょう。
パワハラ上司に負けないための対処法は以下のとおりです。
まず、パワハラ上司は嫌悪すべき対象と自覚しましょう。自分に危害を加えてくる人間を嫌いになるのは当然のことです。パワハラ上司から見習おう、パワハラ上司を尊敬しようという考えはやめましょう。いい部分を「1」吸収するために、「100」の犠牲を払う必要があります。
怒られている最中はパワハラ上司に対して哀れみの感情を持つようにして、怒りや恐怖という自分の負の感情を緩和させて、その場は耐え忍ぶようにしましょう。
パワハラ上司を日記の中で裁くのがおすすめです。ノートを1冊買ってきて、パワハラ上司に対する悪口を書くのです。ひどい言葉を使っても構いません。手加減なしで裁くために、決して人には見せないようにしましょう。思いのほかスッキリしますよ。
パワハラの証拠は武器になります。スマホのレコーダー機能を活用してパワハラの証拠を集め、会社の人事相談窓口や外部機関に相談するのを視野に入れるのもいいでしょう。訴えれば、一矢報いることができます。
パワハラ上司のような人間は、ろくな最期を迎えることはないでしょう。自分の欲望のために他人から奪うような人間です。残念ながら、そんな人間が幸せな最期を迎えるのは難しいでしょう。
パワハラ上司と接している今は、我慢の時かもしれません。パワハラ上司はいずれいなくなります。その時まで、なんとか耐え忍んでください。
ではまた!
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