高圧的なパワハラ上司との距離の置き方

上司に苦しむ 仕事

職場の上司に困っていませんか?上司が高圧的でパワハラ気質な場合、緊張してしまって同じ空間にいるだけで心が落ち着きません。職場では一切気を抜くことができずに疲れてしまいますよね。世の中にはろくでもない上司がたくさんいます。むしろ、いい上司なんて都市伝説レベルの希少な存在なんじゃないか?とすら思ってしまいます(^^;) しかしながら、上司がろくでもない人間だとしても、働かなければいけないのが社会人としてつらいところです。不本意ながらも、彼らの部下としてうまくやっていく必要があります。上司との心の距離のとりを工夫することで、少しは楽に過ごせるようになります。この記事では、高圧的なパワハラ上司との距離の置き方について解説します。

高圧的でパワハラ気質な上司はダサい

まず、上司と部下の関係は同等ではなく、上司の方が圧倒的に立場が上です。

上司は、部下の生殺与奪の権を持っています。部下の生きるか死ぬかは、上司にかかっているということです。表現が少し大げさになりましたが、的外れな意見ではないと思います。部下の昇進は上司からの評価によるものが大きく、上司から評価されるほど出世しやすく、上司から嫌われるほど出世しにくくなります。昇進は給料に直結しますから、生活にも大きく影響します。つまり、上司は部下の生きるか死ぬかに大きく影響する立場ということです。

一昔前に、「半沢直樹」というドラマが流行りました。「やられたらやり返す、倍返しだ!」と言って、上司の悪事を暴いて失脚させるという物語です。ですが、現実世界ではそうはいきません。生殺与奪の権を持つ上司に逆らうことは、自分の生死に関わります。上司の逆鱗に触れないよう、大人しく彼らに従うしかありません。

上司は部下の命(生活)を握っているから圧倒的に立場が上なのであり、上司はこの点を絶対に理解していなくてはいけません。ですが、それを心から理解している上司は本当に少ないと思います。

部下が自分に尽くしてくれるのはその上司の人望だからではなく、「部下自身の生殺与奪の権を上司が持っているから従う」というのがいちばんの理由です。また、上司というのはあくまで組織内での役割分担上、上の立場というだけの人間であり、人として優れているわけではありません。上司はこれを勘違いしてはいけません。ですが、中には勘違い野郎もいます。高圧的なパワハラ上司は、特にこのような勘違い野郎が多いような気がします。勘違いをしてはいけません。上司の方が圧倒的に有利な立場ということを理解して行動できない人間は、人の上に立つ器ではなく、非常にダサい人間です。上司も悪いですが、そんな人間を上司にした会社にも問題があると言えます。

驚くべき話ですが、どうしようもない上司ほど、「自分はいい上司だ」と思っている可能性が高いです。かつての僕のクソ上司は飲み会の時、「お前は俺みたいな上司に恵まれて幸せだな」と真面目な顔をして言っていました。どの口がそれを言うんだと思ったのを今でも覚えています。その上司だけでなく、ろくでもない上司はこういった考え方の人間が多いと思います。自分のやり方に負い目を感じていたり、反省するようないい上司は、そんなにクソみたいな考えにならないでしょうから。

ろくでもない上司は、あなたのミスや落ち度でパワハラしているのではなく、彼ら自身がダサい人間だからあんな行動をとるのです。理不尽なことでキレる人間は、何をやってもキレます。どうしようもない人間というのがこの世に存在しているのです。

権限と責任は表裏一体

世の中はバランスで成り立っています。罪を犯したら相応の罰を受けなくてはいけません。飲食店で料理を食べたら食事代を払わなくてはいけません。当たり前の話ですね。

上司の「権限と責任」においても同じです。上司に権限があるのは、問題が起こった時に責任をとらなければいけないからです。上司は、自分の権限で部下を自由に動かせる代わりに、部下をかばってあげたり部下を昇進させてあげたりする必要があります。大きな権限があるから、大きな責任もあるわけです。あなたの上司は、権限と責任のバランスは正常でしょうか?ろくでもない上司ほど、普段はえらそうなくせに、肝心な時には部下に責任を押しつけることが多いような気がします。権限と責任のバランスがおかしいからこそ、あなたは不満に感じて「あれ?なんかおかしいぞこの上司」と感じていることでしょう。

日本には「年長者の言うことには従いましょう」という文化が少なからず根付いています。相手が年上というだけで無意識に敬語を使っているのもその一環でしょう。上司・部下の関係においても同じです。日本社会は年功序列で、無条件に上司の言うことを聞かなければいけないという雰囲気があります。上司が人格者でまともな人であれば、無条件に従うのもいいでしょう。しかし、ろくでもない上司だと話は別です。

無条件に上司に従うのではなく、「この上司は、権限と責任のバランスが正常か?」という事を意識して接するようにしましょう。ろくでもない上司ほど、責任は一切果たさないくせに、権限を行使しまくる人間が多いです。そんな人間に上司としての価値はありません。「上司と合わない」「上司が苦手」とあなたが感じている根本的な理由はそこにあると思います。

解決の道は、静かに怒ること

高圧的なパワハラ上司のストレスから解放されるには、「静かな怒りを心に秘める」ことで道が開けると僕は思っています。

普段はえらそうに権限を振りかざすくせに、肝心な時には責任をとらずに逃げるようなダサい上司に対して腹が立ちませんか?苦しんでいるあなたを見ても、彼らは一切負い目を感じないどころか笑っているような人間です。「会社という集団の中での立場が上」というたったそれだけで、えらそうにしてあなたを苦しめている上司は許せない存在だと思います。怒りの感情が起きるのは、人として正常な反応です。怒りの感情は、人の行動力を爆上げします。怒りを静めるのではなく、その怒りを忘れないようにしましょう。

「クソな上司はクソ」と割り切れず、「あんな上司でも少しはいいとこあるし・・・」と許してしまいそうになる優しい人は、大切な友人や家族が自分と同じ目にあっていることを想像してみましょう。大切な人がろくでもない上司に苦しめられている、そう考えたら腹が立ってきませんか?他人のために怒れるその優しさを自分にも向け、自分のために怒りましょう。

また逆に、あなたの大切な人からの目線も意識してみましょう。あなたが上司に苦しめられて落ち込んでいるのを知ったら思うでしょうか。きっと「かわいそう」と思ってくれることでしょう。大切な人に心配をかけたくないのであれば、怒りを解放し、心の中で上司を切り捨てるべきです。

ろくでもない上司は、あなたにぶん殴られて入院しても仕方ないと思います。ですが、上司を殴ってケガをさせてしまうと、暴行罪等で警察に捕まりますし、会社もクビになることでしょう。そうなってしまうと、あなた自身の割に合いません。怒りを爆発させるのは得策ではありません。

怒りを瞬間的に爆発させるのではなく、上司から受けた仕打ちを忘れることなく、静かな怒りを心の中に燃やし続けるのがいいでしょう。

上司から離れることにエネルギーを使う

では、怒りのエネルギーはどこに向けるべきか?それは、上司から離れることに使うのがいいと僕は考えます。具体的には、以下の行動を心がけましょう。

上司から離れるためにすること
  • 上司と同じ空間にいないようにする
  • 上司のために使う時間を減らす
  • 部署異動や転職、上司の失脚

上司と同じ空間にいないようにする

上司と同じ空間にいないように心がけるのは重要です。パワハラ上司と同じ空間にいるだけで、「何かキレられるんじゃないか?」というストレスを常に抱えることになり、精神衛生上よくありません。実際に、キレられたり余計な仕事を増やされたりする確率も上がります。

もしあなたが在宅勤務(テレワーク)を活用してもいい会社にいるのであれば、極力テレワークを使用するようにしましょう。もしくは、上司が外出しているときに出社して、上司が会社にいるときには逆に外出するようにするのも有効です。上司と顔を合わせないようにすることで、とばっちりの被弾率を下げることができます。ダメージを完全にゼロにすることは難しいですが(^^;)、少しはストレスを低減させることができるでしょう。

上司からの飲みの誘いをできるだけ断るようにしましょう。会社員をやっていると、つき合いで飲みに行かなければならないという事情があるのはよくわかります。上司からの誘いを断ると、何か不利益があるんじゃないかと思いますよね。でも、飲みの誘いを断っただけで関係が悪くなるような相手は、何もなくても勝手に不機嫌になってこちらに不利益を与えてきます。どうしても参加しないといけないような社内行事(忘年会など)はともかく、当日急な誘いをされた場合は、「お誘いありがとうございます。でも今日はちょっと・・・、すみません。」と断るようにしましょう。「飲みに行ったらもしかしたら仲良くなれるかも?」とポジティブに考えるかもしれませんが、僕の経験上、普段の行動がクズな人間は、酒を飲んでもクズです。嫌いな相手と飲みに行っても、「やっぱり自分はこの人間のことが大嫌いだ」と再認識させられる時間になるだけです。

上司のために使う時間を減らす

僕が思うに、仕事でいちばんストレスを感じる時間は、「嫌いな人間のために使う時間」です。嫌いな上司に怒られている時間、嫌いな上司に指示されたよくわからない業務をやっている時間、嫌いな上司のために報告書を作成している時間などです。そんな時間はストレスでしかないので、「いかに早く終わらせることができるか?」だけを考えて、手を抜いてでもさっさと終わらせるようにしましょう。

上司のために使う時間を減らすことで得られる最も大きなメリットは、「上司から影響されない時間が増えること」です。その時間はとても重要です。友人や家族などの大切な人たちと接したり、1人で自分と向き合う時間を増やすことができます。そういった時間を過ごすことで、「あ、やっぱり彼はどうしようもない人間なんだな」と改めて上司の異常性(クズさ)を再認識することができます。

また、空いた時間を寝たり休息する時間に充てるのもいいでしょう。体力が回復することで、パワハラから離れることや屈服しないために反論することにエネルギーを使えるようになります。

部署異動や転職、上司の失脚

上司と同じ空間にいる時間・上司のために使う時間を減らすことで、心の健康を少しずつ取り戻していけることでしょう。しかし忘れてはならないのが、同じ職場にいる限り、あなたは上司の悪影響を受け続けるということです。

上に挙げた方法は、あくまで応急措置です。根本原因を取り除かなければいけません。あなたが今いる場所は、紛争地帯のようなものです。そこにいる限り銃弾は飛んできます。銃弾への回避率や防御力を上げたところで、ダメージを受け続けます。国外逃亡するか、クーデターを起こして首謀者を消し去るしかありません。つまり、部署異動や転職のための行動を起こすか、上司を失脚させるしかありません。

具体的な方法として、会社内の別の部署に異動希望を出す、転職サイトに登録する等を行いましょう。また、会社によっては、上司に対する評価をする機会があったりするので(僕の会社には最近導入されました)、上司に低評価をつけて失脚を謀るのもいいでしょう。

結局はこういった解決方法が必要になってきます。これには非常に大きなエネルギーが必要になります。もしかしたら今のあなたには、非常に負担に感じる事かもしれません。ですが大丈夫です。短期的には難しくても、いずれできるようになります。

上司から受けた仕打ちを思い返して、静かな怒りの炎を燃やし続けましょう。上司と接する時間を減らすよう心がけることで、彼らの異常性を再認識することができ、より怒りは満ちていくことでしょう。人の怒りのパワーにはすさまじいものがあります。いずれ部署異動や転職、上司を失脚させるための行動を起こすための力がわいてくるようになります。

最終的に目指すかたち

最終的に目指すかたちとしては、上司から悪影響を受けない職場で、ストレスなく働くことです。今回紹介したこの方法では、あなたにひどい仕打ちをした上司への復讐にはならないと思います。

自分自身にひどいことをした人間は、それ相応の罰を受けるべきだと思います。ですが残念ながら、ろくでもない人間が罰を受けないケースも多々あることでしょう。

でも、それでいいと思います。最終的に目指すかたちとしては、「上司から悩まされなくて済む」ことです。上司から離れてのびのびと過ごすことで、そんな人間の存在など気にもならないようになっていきます。上司に痛い目をあわせるよりも、上司のことで悩まない、上司と関わらない人生を歩んだ方がよっぽど健全だと思います。

まとめ

今回の記事では、高圧的なパワハラ上司との距離の置き方について解説しました。

上司は部下の生殺与奪の権を持っており、圧倒的に立場が上の存在です。それを理解せずにあなたを苦しめる上司は、非常にダサいです。

また、上司は大きな権限を持っており、同時にその責任も重大です。無条件に上司に従うのではなく、「この上司は権限と責任のバランスが正常か?」という事を意識して接するようにしましょう。責任は一切果たさないくせに、権限を行使しまくる人間には上司としての価値はありません。

上司に対する静かな怒りを心に秘めることで解決の道が開けます。苦しんでいるあなたを見ても、彼らは負い目を感じないどころか笑っているような人間です。大切な人が同じように上司から苦しめられているのを想像したり、苦しんでいるあなたを大切な人が心配してくれる光景を想像してみましょう。上司に対する怒りがわいてくるはずです。怒りの感情は、人の行動力を爆上げします。

怒りの炎を静かに燃やし続け、上司から離れることにエネルギーを使うようにしましょう。まずは上司と同じ空間にいる時間・上司のために使う時間を減らすことを心がけるといいでしょう。彼らの異常性を再認識することができ、心の健康を少しずつ取り戻していけることでしょう。いずれは部署異動や転職、上司を失脚させるための行動を起こしましょう。

最終的に目指すかたちとしては、上司から悪影響を受けない職場で、ストレスなく働くことです。ろくでもない上司のことで悩まない・ろくでもない人間と関わらない人生を歩むことで、幸せを勝ち取りましょう!

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